上司からの課題図書

皆様こんばんは。梅雨でございますね。

ジメジメと嫌な湿気を感じる季節ですが、私めが上司より度々お借りする課題図書も、なかなか嫌な湿気を帯びた作品が多く、今回お借りした花輪和一先生の『鵺』も、なかなかのものでございました。

少なくともまらしぃさんを聴きながら読む作品ではない

今の上司とは昔の映画や漫画の話をよくするのですが、花輪和一先生は画力がハンパないとのことでおすすめされたわけでございます。それはたしかに。

つげ義春先生の『ねじ式』に刺激を受けた方であることは聞いていましたが、なるほどバチバチにガロ系、陰惨な描写が多く、濃厚なイラストからはジメッとした空気が漂ってきそうなほど…

今回特にすすめられたのは『蟻地獄』

高橋留美子先生の『犬夜叉』という作品に“百足上臈”という妖怪がいるのですが、この妖怪の下半身蟻地獄バージョンみたいな化け物が、一コマ目にどかんと登場いたします。世代的に犬夜叉を先に見ていた私めはまっ先に百足上臈がよぎってしまい、最初から嫌な予感しかしませんでしたが内容は案の定でございます。

それでも美しいからすごい

花輪和一先生のすごいところは、不気味すぎるものを描いているのに、なぜかそれが美しく、色っぽくみえるところではないかと思います。誰が下半身虫である女を美しく思うのか!と言われそうですが…私めはそう感じました。エログロナンセンス的作風とはそういうことで合っているんでしょうか(謎)

突発的なギャグがおり混ぜてあるのも、驚きますが嫌いではないです。

しかし結局まらしぃさんで口直し

画力はすばらしいが、世界観は突拍子もない…。読み終わると、妖怪の瘴気にでもあてられたかのような気分になりますので、結局大好きなまらしぃさんの曲を聴きまくって浄化いたしました←

しかし自分だけでは絶対知り得なかった作品ではありますので、とりあえず私も何か上司が知り得なかったであろう作品をおすすめしておこうかと思います。

↑口直しの図

 



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